長崎カステラとふつうのカステラの違い 長崎カステラの違い

スーパーで買える
カステラと、
何が違うんだろう?

カステラは昔から身近なお菓子ですが、「長崎カステラ」と聞いて、なんとなく特別なものだと感じている方も多いのではないでしょうか。でも、スーパーで売っているカステラと、具体的に何が違うのかを説明できる方は少ないかもしれません。
素材・製法・見た目——。その違いを知ると、長崎カステラの美味しさの理由が見えてきます。

いちばんわかりやすい違いは底のざらめ

長崎カステラを箱から取り出すと、底面にざらめ糖の粒が残っています。これは飾りでも偶然でもなく、長崎カステラの伝統的な製法から生まれるものです。
木枠に生地を流し込む前に、底にざらめ糖を均等に敷き詰めます。高温で焼き上げる過程でざらめは一部溶けますが、すべては溶けきらずに底面に残ります。これが長崎カステラ独特の、じゃりっとした食感と甘さのアクセントを生み出しています。
一方、スーパーなどで市販されている一般的なカステラには、ざらめは入っていないものがほとんどです。底のざらめの有無は、長崎カステラかどうかを見分けるわかりやすい目印です。

素材の違い

EPISODE.02-01
長崎カステラの
基本素材は4つだけ
長崎カステラの素材はシンプルです。小麦粉・卵・砂糖・水飴。この4つが基本で、余計なものは加えません。
文明堂総本店では、契約農場と共同開発した「南蛮卵」をはじめ、国内産小麦粉、ざらめ糖、もち米水飴など、素材ひとつひとつにこだわっています。添加物に頼らずに作るからこそ、素材そのものの風味がしっかりと感じられます。
EPISODE.02-02
市販のカステラには
何が入っている?
市販のカステラには、バターや牛乳、膨張剤などが使われているものも多くあります。これらは製造効率を高めたり、ふわふわとした食感を出したりするために加えられるものです。どちらが優れているということではなく、目指している味と食感の方向性が異なります。
長崎カステラは「素材の風味をそのまま味わう」、市販のカステラは「軽くふわっとした食感を楽しむ」という違いと言えます。

製法の違い

EPISODE.03-01
卵の使い方が違う
長崎カステラは、卵をふんだんに使います。卵黄と卵白をそれぞれ丁寧に扱い、生地に空気を含ませながら混ぜ合わせます。この工程がしっとりとした食感と、濃厚な卵の風味を生み出します。
特撰カステラになると、さらに卵黄の割合を増やし、室温に合わせて窯の温度を微調整するなど、熟練した職人だけが焼ける繊細な技法が用いられます。
EPISODE.03-02
木枠で焼く
長崎カステラは、木枠に生地を流して焼き上げます。木枠は熱を均一に伝えながら、余分な水分を適度に吸収する役割を果たします。これがしっとりとした独特の食感につながっています。市販のカステラの多くは金属製の型で焼くため、仕上がりの食感に違いが生まれます。
EPISODE.03-03
焼いた後に「熟成」させる
焼き上がったカステラは、すぐには出荷しません。一定期間寝かせることで、生地全体に水分がなじみ、しっとりとした食感が生まれます。焼きたてよりも、少し時間をおいたほうが美味しくなるのはこのためです。

ざらめをもっと詳しく

EPISODE.04-01
そもそもざらめとは?
ざらめ(粗目糖)は、砂糖の一種で、粒が粗く大きいのが特徴です。純度が高く、すっきりとした甘さが特徴で、カステラの底に敷くことでじゃりっとした食感と独特の甘みを加えます。
EPISODE.04-02
なぜ溶けずに残るの?
焼成の過程でざらめは一部溶けますが、木枠の底面に接している部分は完全には溶けきらずに残ります。これが長崎カステラの底面のじゃりっとした食感につながっています。
EPISODE.04-03
ざらめが溶けていたら?
時間の経過や気温によって、ざらめが溶けることがあります。これは品質に問題があるわけではなく、保管過程で自然に起こる現象です。ざらめの食感を楽しみたい方は、お届け後なるべく早めにお召し上がりください。

まとめると

まとめると

文明堂総本店の
長崎カステラ

創業120年の製法を守り、
職人が一本一本丁寧に
焼き上げた長崎カステラ。
素材のシンプルさと、
手間を惜しまない製法が
生み出すしっとりとした味わいを、
ぜひお試しください。